JDDW2025 (Japan Digestive Disease Week 2025) KOBE

司会の言葉

シンポジウム 3
(JGES Core Session) 潰瘍性大腸炎におけるT2Tのターゲットとしての内視鏡寛解とその意義

30日 9:00~11:30 第2会場

公募・一部指定

司会 長沼 誠 関西医大・3内科
  新崎信一郎 兵庫医大・消化器内科
潰瘍性大腸炎に対する薬剤治療選択が多様化する中で,既存治療では困難であった内視鏡寛解を明確な治療目標(treat-to-target; T2T)として目指すことのできる症例が増えてきている.治療の進歩に伴って目標とする内視鏡的寛解の程度も変化しつつあり,白色光観察における内視鏡寛解から,特殊光観察や色素内視鏡観察に加えて拡大内視鏡や超拡大内視鏡観察を用いたより深い内視鏡寛解を定義して,寛解後の非再燃を予測する試みも進んでいる.加えて人工知能(AI)を用いた内視鏡寛解の診断を補助する技術も急速に進歩している.本シンポジウムでは,潰瘍性大腸炎治療目標としての内視鏡寛解の意義について,寛解の定義や評価方法,バイオマーカーや各種画像検査など他の寛解評価方法との比較,治療薬剤ごとの検討や再燃予測因子の検討など,内視鏡寛解にまつわる幅広い議論を行いたい.

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