JDDW2025 (Japan Digestive Disease Week 2025) KOBE

司会の言葉

シンポジウム 7
肝癌に対する薬物療法の最前線

31日 9:00~11:20 第2会場

公募

司会 黒崎雅之 武蔵野赤十字病院・消化器内科
  小笠原定久 千葉大・消化器内科
進行肝細胞癌治療は複合免疫療法により革新的に進歩し,VEGF-TKI療法を上回るsurvival benefitが示されたことで,ICI+VEGF阻害剤とdual ICIの2アプローチが新戦略として確立された.前者はVEGF阻害により腫瘍微小環境を改善し,ICIの効果を増強する.後者は異なる免疫チェックポイントを同時に阻害することで,より強力な抗腫瘍免疫を誘導する.さらに,ICIにより奏効が得られた症例では,集学的アプローチによりcancer freeを目指す戦略も注目されている.一方で,集学的治療の中における薬物療法の位置付け,ICIのバイオマーカー探索,免疫関連有害事象の管理,ICI後の適切な後治療選択など,新たな臨床的な課題も浮上している.本シンポジウムでは,最新の治療戦略から将来の展望まで,肝細胞癌薬物治療の革新に関する幅広いテーマでの演題を募集する.

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