JDDW2025 (Japan Digestive Disease Week 2025) KOBE

司会の言葉

シンポジウム 12
ロボット支援下肝胆膵外科手術の現状と課題

1日 9:00~12:00 第5会場

公募・一部指定

司会 永川裕一 東京医大・消化器・小児外科
  阿部雄太 慶應義塾大・外科
肝胆膵外科領域における低侵襲手術は,多くの術式でロボット支援下手術が保険収載されたことにより,大きな転換期を迎えている.ロボット手術の導入により,微細な解剖構造をより正確に認識できるようになり,高い操作性を活かした精緻な切除が可能となった.一方で,腹腔鏡手術で使用されるエネルギーデバイスとの違いから,ロボット手術に適した切離方法の確立が求められている.また,術野の展開やアプローチ方法についても,従来の腹腔鏡手術とは異なる工夫が必要とされている.さらに,腹腔鏡手術と比較し,ロボット手術の利点や欠点を明らかにしていくことも重要である.本シンポジウムでは,ロボット手術の特性を最大限に活かした肝胆膵外科手術のさらなる進歩を目指し,重要となるポイントや今後の課題について議論していただきたい.

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