2025年度日本消化器関連学会（JDDW 2025）の開催に際して

2025年10月30日（木）～11月2日（日）の4日間の会期で、神戸コンベンションセンターにおいて、第33回日本消化器関連学会（JDDW 2025）を開催します。JDDWは、日本消化器病学会、日本内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器外科学会の4つの構成学会と日本消化器がん検診学会（参加学会）からなる消化器病領域の日本最大級の組織であり、JDDW 2025では、第67回日本消化器病学会大会、第110回日本消化器内視鏡学会総会、第29回日本肝臓学会大会、第23回日本消化器外科学会大会、および第63回日本消化器がん検診学会大会が開かれます。

JDDWは1993年に第1回が開催され、2012年には参加者が20,000人、2023年には参加者24,000人にも及ぶ日本有数の大規模な学術集会になっています。消化器関連領域の多様な診療科の医師や研究者、医療スタッフが一堂に会することで、専門分野だけでなく他領域も含めた領域横断的な幅広い分野の最新の知見や医療技術の情報を発信してきました。

JDDW 2025では、各学会が協力して企画するプログラムの一つである「統合プログラム」として、消化器がんに対するconversion surgery、希少悪性腫瘍、ゲノム医療、マイクロバイオーム、imAR、および医工連携をテーマに取り上げます。

また、「医療セミナー」として「医師の働き方改革の現状と課題」について討議します。さらに、「女性医師・研究者プログラム」では「学会における年代別キャリアプラン」、「メディカルスタッフプログラム」として「超高齢社会における多職種連携の重要性と実践」および「消化器領域におけるNurse Practitioner / Physician assistantの育成」を取り上げます。また、アジア欧米諸国との連携を重視した “International Session” と “Strategic International Session” も各学会で企画され、海外から多くの演者を招聘しております。

多くの消化器病関係者に育てられ、そして次世代の人材を育ててきたこの学術集会をさらに充実したものとなりますよう、皆様のお力沿いを得て、準備して参りたいと存じます。皆様のJDDW 2025へのご参加を心よりお待ちしております。