JDDW 2026 (Japan Digestive Disease Week 2026) KOBE 会期:2026年11月5日(木)~11月7日(土)、会場:神戸コンベンションセンター

司会の言葉

統合プログラム1(S)
遺伝性疾患に伴う消化器癌の診断・サーベイランス・治療

公募・一部指定

司会 掛地吉弘 神戸大大学院・食道胃腸外科学
松林宏行 静岡がんセンター・ゲノム医療推進部
森實千種 国立がん研究センター中央病院・肝胆膵内科
現在国内では,がんゲノム医療の多遺伝子パネル検査,MSI / MMR免疫染色,そしてBRCA遺伝学的検査などが進行消化器癌に対するコンパニオン診断として保険診療で行われている.また,AMED研究では,癌症例に対する全ゲノム解析による個別化医療の実装を目的とした研究も展開されている.近年ではこれらのゲノム診断により,以前はわからなかった様々な遺伝性腫瘍が浮き彫りになってきている.しかし,そこで生殖細胞系列遺伝子の病的バリアントを認めた際には,保険適用の範囲,進行癌患者の心身の負担,カウンセリングやサーベイランスに関わる人材育成やスキルアップ,有効な予防策や治療法の不足など,多くの課題を抱えている.本セッションでは,遺伝性が診断された癌症例への治療から血縁者の診断・サーベイランス・治療(予防)に至るまで,実臨床のみならず基礎的研究も含め,幅広い応募を期待している.

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