JDDW 2026 (Japan Digestive Disease Week 2026) KOBE 会期:2026年11月5日(木)~11月7日(土)、会場:神戸コンベンションセンター

司会の言葉

パネルディスカッション 4
IgG4関連肝胆膵疾患の未解決問題

公募

司会 内田一茂 高知大・消化器内科
内藤 格 名古屋市立大みどり市民病院・消化器内科
IgG4関連肝胆膵疾患としては,自己免疫性膵炎(AIP),IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC),IgG4関連胆嚢炎,IgG4関連肝疾患などが知られている.AIPやIgG4-SCにおいては診断基準や診療ガイドラインが作成されているものの,膵癌,胆管癌などの悪性疾患や原発性硬化性胆管炎(PSC)との鑑別が困難な症例も存在する.また,診断後も再燃例が存在し,経過において膵癌や胆管癌などの悪性疾患の合併など,依然として数多くの未解決の問題が残されている.またIgG4関連胆嚢炎,IgG4関連肝疾患に関する報告は少なく,いまだそれらの臨床像は明らかとなっていないのが現状である.本パネルディスカッションでは,IgG4関連肝胆膵疾患の診断,治療,長期経過における未解決問題に対して議論を行い,本疾患の現状と今後の研究課題を明らかにしたい.IgG4関連肝胆膵疾患の未解決問題に関する多数の応募を歓迎する.

Back to Top