JDDW 2026 (Japan Digestive Disease Week 2026) KOBE 会期:2026年11月5日(木)~11月7日(土)、会場:神戸コンベンションセンター

司会の言葉

パネルディスカッション 6
進行肝細胞癌のバイオマーカーと予後評価

公募・一部指定

司会 高見太郎 山口大大学院・消化器内科学
中川勇人 三重大大学院・消化器内科学
近年,進行肝細胞癌に対する薬物療法の進歩は著しく,2025年には新たなICI併用療法がファーストライン選択肢として加わった.治療選択肢の拡大に伴い,セカンドライン以降のシークエンスにも多様なバリエーションが生じている.しかし,本来は個々の病態に応じた治療薬の選択が望ましいにもかかわらず,最適な治療を導く指標は未だ十分に確立されていない.一方で,腫瘍の分子生物学的特性や免疫微小環境の解析は進展し,血液検体・組織検体・画像検査に基づく多様なバイオマーカーが報告されつつある.これらは治療反応性や予後予測のみならず,新規治療標的の探索や個別化医療の実現につながる可能性を秘めている.本セッションでは,画像,病理,ゲノム・トランスクリプトームなどのオミクス解析,免疫学的指標,AI解析まで幅広い観点から演題を募り,進行肝細胞癌におけるバイオマーカーの現状と将来展望について議論したい.

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