パネルディスカッション 7
ICI時代の胆道癌治療戦略
公募・一部指定
| 司会 | 力山敏樹 | 自治医大さいたま医療センター・一般・消化器外科 |
| 伊佐山浩通 | 順天堂大大学院・消化器内科学 |
胆道がんは依然難治癌であり,早期発見できた症例以外の予後は厳しい.近年,免疫チェックポイント阻害剤(ICI)が使用可能となって,進行胆道がんの治療にも変化がみられる.ICIの効果を最大限にするための方法や化学療法の工夫,延長した予後を考慮した胆管ステンティング,術前治療やコンバージョンを考慮した外科治療との併用などである.最も注目されるトピックであり,各施設で種々の取り組みが行われていると思われる.本セッションは外科医,内科医,内視鏡医,腫瘍内科医のコラボレーションで,これらのトピックをディスカッションしたい.これからの胆道がん治療戦略の標準化,あるいは個別化を考えるうえで,示唆に富む演題の応募を期待している.胆道がん治療は単独の診療科では難しく,多職種で協力が必要である.各種エキスパートによる熱いディスカッションで次世代の胆道がん治療をリードする潮流が生まれることを期待している.