JDDW 2026 (Japan Digestive Disease Week 2026) KOBE 会期:2026年11月5日(木)~11月7日(土)、会場:神戸コンベンションセンター

司会の言葉

JDDW 2026女性医師・研究者プログラム
「Diversity & Inclusionを踏まえた医療者の将来像」

指定

司会 北條麻理子 順天堂大・消化器内科
入澤篤志 獨協医大・消化器内科
野村幸世 星薬科大・医療薬学研究室
Diversity&Inclusion(D&I)とは,組織における多様性をマネジメントする管理手法であり,背景の違う様々な人々に,それぞれの個性や能力に応じて活躍できる機会をつくることを指す.質の高い信頼される医療を実践するためにはチーム医療が不可欠であるが,メンバー全員がしっかりとD&Iを理解してこそ,チームとしてのパフォーマンスは高まり,良い医療の提供,ひいてはメンバーのエンゲージメントやモチベーションの向上に繋がる.近年では,多様な人材が活躍できる医療チームを作るためには,女性のみならず男性も積極的にD&I推進に参画する必要があるとされている.内閣府の調査(2022年)では,育児を配偶者と半分ずつ分担することを希望する男性が20〜30代では70%を超えているということが示されており,この結果は医療者の将来像に少なからず影響を与える可能性がある.これまで,JDDWの「女性医師・研究者プログラム」では,女性医師に対するD&Iの取り組みについて議論されることが多かったが,今回はその対象を消化器病診療に携わる全ての医療者とし,ワークライフバランスを考慮したD&Iの取り組みについてご発表いただきたい.特に,男性医師からの実情を踏まえた提言に期待する.本セッションにおいて,未来の医療を支える多様で持続可能な働き方について議論を深めていきたい.

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