ワークショップ 5
精度と効率の両立を目指した胃がん検診の未来
公募
| 司会 | 小池智幸 | 東北大・消化器病態学 |
| 眞部紀明 | 川崎医大・検査診断学(内視鏡・超音波) |
我が国の胃がん検診は,胃X線造影検査や内視鏡検診を中心に実施され,長年の実績を有している.しかし,少子高齢化や医療資源の制約といった社会的課題に直面する中で,検診の質を維持・向上させつつ効率的な体制を構築することが喫緊の課題である.また,ピロリ菌除菌後胃がんや食道胃接合部がんに関しては,依然として早期発見が重要な課題であり,新たなアプローチが求められている.本ワークショップでは,未来の検診体制を創造するため,意欲的な演題を広く募集する.具体的には,既存の胃X線造影検査や内視鏡検査法の診断能・効率改善に関する研究,AI技術を応用した画像診断支援,血液検査や尿検査を用いた新たなスクリーニング技術,さらには検査の自動化や遠隔医療を取り入れた新しい検診モデルなど,多様な領域を歓迎する.上部消化管領域全体を見据え,精度と効率を両立させる議論を深め,未来の検診を共に創造していく発表を期待する.