ワークショップ 7
消化器疾患モデル(動物・オルガノイド)の現状と展望
公募
| 司会 | 妹尾 浩 | 京都大大学院・消化器内科学 |
| 前田 愼 | 横浜市立大附属病院・消化器内科 |
消化器疾患の研究において,遺伝子改変マウスに代表される動物モデルは,疾患の発症や進展に関わるメカニズムを個体レベルで解析するための不可欠な実験系として機能してきた.一方,オルガノイド技術も近年飛躍的に進歩し,ゲノム編集や共培養を組み合わせることで,human biologyの時代を象徴する研究基盤のひとつになっている.多層的オミックス解析に加え,シングルセル解析や空間トランスクリプトームなどの高度な解析手法が普及しつつある現在,データドリブン研究とモデル研究の統合,両者の相補的な活用による消化器疾患研究の深化と新たな展開が期待されている.本セッションでは,とくに動物とオルガノイドを用いたモデル研究に重点を置き,良性から悪性に至る幅広い消化器疾患研究の現状と展望を議論したい.