JDDW 2026 (Japan Digestive Disease Week 2026) KOBE 会期:2026年11月5日(木)~11月7日(土)、会場:神戸コンベンションセンター

司会の言葉

ワークショップ 14
MASLDのイベントリスクを予測する

公募

司会 川口 巧 久留米大・消化器内科
井上 淳 東北大・消化器内科
MASLDは,肝硬変や肝癌といった肝関連イベントに加えて,心血管疾患や肝外悪性腫瘍,睡眠時無呼吸症候群など,多岐にわたるイベントを発症しうることから,肝臓だけでなく全身を包括的に診療することが求められる.これまでに,遺伝子多型や非侵襲的な肝線維化評価法(NILDA)が肝関連イベントの予測に有用であることが報告されている.しかし,非硬変肝からの肝発がんなど,従来の知見を覆す新たな高リスク集団の存在も明らかになっている.さらに,心血管イベント,肝外悪性腫瘍や睡眠時無呼吸症候群などのイベントに関しては,未だコンセンサスの得られたリスク予測指標は確立していない.本セッションでは,MASLDの多岐にわたるイベントリスク予測に関する新たな知見を発表いただくとともに,活発な意見交換を通じて,今後の展望について議論を深めたい.

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