JDDW 2026 (Japan Digestive Disease Week 2026) KOBE 会期:2026年11月5日(木)~11月7日(土)、会場:神戸コンベンションセンター

司会の言葉

ワークショップ 19
膵・胆管合流異常に伴う病態生理と治療

公募・一部指定

司会 七島篤志 宮崎大・肝胆膵外科
北野雅之 和歌山県立医大・2内科
膵・胆管合流異常は膵液胆道逆流現象により胆道癌を高率に発症することが示されている.胆管粘膜上皮や胆道癌の遺伝子異常を網羅的に調べることによりその病態生理が解明されてきている.また,様々な画像診断の発展により,拾い上げ・確定診断・胆道癌診断の精度が向上してきているが,合流異常での胆管内壁の前癌異常を同定する診断手技も必要と考える.治療として術式は腹腔鏡・ロボット手術などの低侵襲手術が実施されるようになったが,手術適応では未だ胆管拡張と非拡張の鑑別は胆管の最大径のみで決定している.また,胆嚢摘出術,あるいは非拡張型でも肝外胆管切除を行うことを推奨する施設もあり,非拡張型の術式や高位合流例の手術適応には一定した見解が得られていない.本セッションでは,膵・胆管合流異常に伴う病態生理解明に関する様々な知見,最新の診断・治療法をご紹介いただき,今後の新たな可能性を探ってみたい.

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