ワークショップ 20
拡大内視鏡で組織像に迫る:上部消化管
公募・一部指定
| 司会 | 土山寿志 | 石川県立中央病院・消化器内科 |
| 竹内 学 | 長岡赤十字病院・消化器内科 |
画像強調併用拡大内視鏡や超拡大内視鏡技術の進歩により,上部消化管粘膜の微細構造や微小血管像を高精度に描出することが可能となり,内視鏡所見から病理組織像を推定する試みは大きな発展を遂げている.これにより咽頭・食道扁平上皮癌,バレット食道腺癌,胃癌,さらには非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍における診断精度は格段に向上し,内視鏡治療の適応などの臨床的意義を有するに至っている.さらにWOSやLBCなどの拡大内視鏡所見がどのような組織像を反映しているかも解明されている.本セッションでは,良悪性問わず,これらの知見をさらに深化させ,診断学の確立と標準化を目的とする.対象は拡大内視鏡を用いた新規診断法の開発,既存分類の妥当性検証,AIを含む画像解析技術の応用のみでなく,拡大内視鏡所見が組織学的に何を反映しているかなどの実臨床的な内容も含む多岐にわたる研究とする.多数のご応募を賜りたい.