JDDW 2026 (Japan Digestive Disease Week 2026) KOBE 会期:2026年11月5日(木)~11月7日(土)、会場:神戸コンベンションセンター

司会の言葉

ワークショップ 21
クリニックにおける内視鏡診療に関する工夫

公募・一部指定

司会 間部克裕 まべ五稜郭消化器・内視鏡クリニック
今川 敦 今川内科医院
胃カメラの時代から現在に至るまで,日本は内視鏡機器の開発において世界をリードし,拡大診断,AI,ESDなど診断・治療の分野でも先進的な役割を果たしてきた.一方で,75歳未満年齢調整死亡率では胃がん・大腸がんともに先進国中で最も高く,インターネット調査によれば50代の60%以上が大腸内視鏡検査を受けた経験がないと報告されている.これまで内視鏡検査を受けていない人々に検査を勧める重要性が明らかになってきた.こうした状況のなか,様々な疾患の診療と並行して内視鏡診療を担うクリニックの役割はきわめて大きい.本セッションでは,内視鏡検査を受けたことがない人へのアプローチ方法,がん検診やドックとしての取り組み,苦痛が少なく受容性の高い前処置,内視鏡機器,鎮静などの検査の方法,検査同日の内視鏡治療など,胃がん・大腸がん死亡率低下にクリニックがどの様な工夫を行い貢献できるか,クリニックが果たすべき役割とその可能性について,幅広く議論する場としたい.

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