JDDW 2021において第63回日本消化器病学会大会を担当する大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学の竹原徹郎です。日本消化器病学会は1898年に創設された学会であり、その大会会長を務めさせていただくことは大変名誉なことであり、ご推挙いただいた関係各位の先生方にこの場を借りて深謝申し上げます。
大阪大学がJDDWにて消化器病学会を担当するのは3回目になります。
1回目は1994年の第2回JDDW(神戸開催)であり、鎌田武信先生が第80回総会を担当されました。2回目は、2010年 第18回JDDW(横浜開催)にて、林 紀夫先生が第52回大会を担当されました。この度第29回JDDWにて3回目の機会をいただいたわけですが、大学にとっても大変名誉なことであり、現在教室員が一丸となって鋭意準備しているところです。
消化器病の対象領域は、上部消化管、下部消化管、肝臓、胆膵と幅広い臓器を包含し、内容も基礎から臨床まで多岐にわたっています。そして、これらの各領域の進歩は、研究技術の革新、新規医薬品の導入、疾患概念の変化などにより、近年著しいものがあります。2021年の大会では、その時点における、最もホットな領域をcutting edgeとして切り出し、臓器横断的な視点、基礎・臨床複合的な視点も踏まえて、魅力ある学術集会にしていきたいと考えております。
多くの先生方に、2021年秋の神戸に、足を運んでいただき、学会を盛り上げていただけましたら幸甚です。どうぞよろしくお願いいたします。