理事長挨拶
ご挨拶
JDDW(一般社団法人 日本消化器関連学会機構)の目的は、消化器全体として総合的、有機的な研究発表、討論を行う場を持つことであり、さらに様々な活動を通じて社会貢献をすることも重要なものです。この目的を、さらによりわかり易い形で達成するため、従来の日本消化器関連学会機構は、2010年4月1日に、“一般社団法人 日本消化器関連学会機構”へと移行いたしました。現在、JDDW運営の中心となる構成学会は、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器外科学会であり、会員の延べ人数は9万人を超えています。まさに名実共に日本の消化器関連学会が集まったと言えましょう。
JDDWは1993年9月、神戸で第1回が開催されました。その時の参加者は1万人足らずでしたが、最近では1万9千人に上る参加者があり、わが国の医学関連学会では最大級のものとなっています。
さてJDDW 2011は福岡で開かれます。日本消化器病学会(会長:井廻道夫)、日本消化器内視鏡学会(会長:松井敏幸)、日本肝臓学会(会長:高後 裕)、日本消化器外科学会(会長:白水和雄)、日本消化器がん検診学会(会長:乾 和郎)、日本消化吸収学会(会長:杉本元信)が集まり、何回もの検討を重ね、立派な内容となりました。多くの主題や特別企画には各会長の特色が出たものとなっています。さらに、教育講演、医療研修会、女性消化器病医の方を中心としたセッションが、JDDWの企画として催されます。いずれも、必ずご期待に応えるものであり、多くの方の参加をお願いいたします。
JDDWは参加者のためにあるものです。内容の充実化も当然ですが、その運営も一層のスリム化をはかっております。その結果、引き続き参加費を、5千円値下げすることができました。さらにJDDWが発展するために、役員、事務局員一同努力致しますので、会員の皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げます。
一般社団法人 日本消化器関連学会機構理事長
跡見 裕