会長挨拶

第20回日本肝臓学会大会
会長 高山 忠利
日本大・消化器外科
会長:高山忠利

この度、第20回日本肝臓学会大会を2016年11月3日(木)~6日(日)の期日で神戸コンベンションセンターにて開催させて頂くこととなり、誠に光栄に存じております。

近年の消化器病学における進歩のスピードには目を見張るものがあります。一方、各領域の細分化が進み過ぎ、専門以外の分野においては自分の知識を効率よくアップデートする機会が減少しています。JDDWは5つの学会から構成され消化器病全域にわたる最新の知見を多く取り上げ、参加各位のニーズに応え得る構成となっております。

肝臓学会の統合プログラムのテーマとして、「肝細胞癌根治治療後の肝炎ウイルス治療の展開」と「肥満治療の諸問題」をとりあげました。非インターフェロン治療の登場で激変期にあるC型肝炎治療は、2016年のJDDWでは一定のコンセンサスに達するとともに、新たな問題の発現が予想され活発な討議が期待されます。また、いまや国民病となりつつあるメタボリック・シンドロームや糖尿病に関連した肥満の問題も、JDDW参加学会の横断的な観点より解決法を模索する必要があります。インターナショナルセッションでは「肝炎ウイルスとゲノム解析 発がんの抑制にむけて」を企画し、国内外の専門家による最先端の知見を討論して頂きます。招待講演としては、肝移植のミラノ基準で有名なミラノ癌センターのMazzaferro V. 教授を招聘し、肝癌に関する最新の治療原理を解説して頂きます。

本会参加により得られる横断的かつ包括的な知識は、若手・中堅・指導的立場にある全ての皆様に日常診療に新たな光を当て、臨床知識を必ずや最新の知見に高めていただけることと確信します。多くの皆さまの御参加と活発な討議を期待いたします。

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