第92回日本消化器内視鏡学会総会 会長 藤本 一眞 佐賀大・内科 |
第92回日本消化器内視鏡学会総会会長を拝命しました。大変光栄であり身の引き締まる思いでおります。今回は神戸における第24回日本消化器関連学会週間(JDDW)のなかで開催されるとともに、APDW 2016(Asian Pacific Digestive Week)と同時開催になります。日本における消化器内視鏡医療は世界の最先端を行く分野ですので、JDDWとAPDWにおいてその特徴を生かしたプログラム内容になっています。
本学会のプログラム委員は可能な限り若手の先生を選出させていただき、その中でプログラム委員会に出席可能な方にお願いしました。プログラム委員会においてどのようなプログラム内容にするかを、上部・下部・胆膵の領域別に熱心に議論して考えていただき、プログラム委員の先生の方針を最優先した内容となっています。全体のまとまりを欠くのではないかと少し心配しましたが、消化器内視鏡のほぼ全領域を含んだ斬新な内容になったと思っています。APDWと同時開催ですので、国際セッションはアジア太平洋地区の先生方の興味をひく内容にしています。消化器内視鏡ライブはAPDWが中心になって実施することとなり、矢作直久先生、山本博徳先生、樫田博史先生、糸井隆夫先生、清水周次先生、工藤孔梨子先生に企画をお願いしました。消化器内視鏡のHands-on Seminar はAPDWと本学会の出席者が両方参加可能な形で開催し、後藤田卓志先生と藤城光弘先生に企画をお願いしています。
学会は自分の研究内容の発表の場であり、新しい知識を得る場であり、さらに多くの人達との交流を深める場でもあります。今回は特にAPDWと同時開催であることから、海外からも多くの参加がありますので、海外の医師・研究者と交流を深める絶好の機会です。多くの方の参加をお待ち申し上げております。