このたび、第98回日本消化器内視鏡学会総会を担当させていただきます弘前大学大学院医学研究科消化器血液内科学講座の福田眞作と申します。歴史と伝統のある日本消化器内視鏡学会の会長を担当させていただきますことはこの上ない喜びでございます。なお、本総会は2019年11月21日（木）から24日（日）に行われるJDDW 2019の一環として開催されます。

私どもの教室は故松永藤雄先生が、1948年に弘前医科大学教授（1952年、弘前大学に改称）に就任され創設された歴史ある教室ですが、日本消化器内視鏡学会総会の担当は私が初めてとなります。JDDWとしては、1993年の記念すべき第1回において、吉田豊名誉教授が第35回日本消化器病学会大会会長を担当していますので、弘前大学として2回目、26年ぶりの担当ということになります。

JDDWは消化器病関連5学会が一堂に会して、様々な課題について、多方面から議論が展開される学術集会であります。第98回総会では、消化器内視鏡学だけでなく消化器病学の課題や将来展望につきまして、会員の皆様から頂いたアンケートを参考に、プログラム委員会で慎重に検討の結果、主題15題を設定いたしました。この中には、JGESコアセッションが3題、International Sessionが2題含まれています。International Session2題については、「カプセル内視鏡診療の現状評価と近未来像」と「胆膵内視鏡における新たな診断・治療のモダリティー」とさせて頂きました。海外招待者との有意義なディスカッションが展開されるものと期待しています。また、JDDWの利点を生かして他学会と合同開催となる主題も多数用意されています。

多くの先生方に演題を応募いただき、神戸の会場が活発な討論と意義ある意見交換の場となりますよう、皆様のご参加、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。