JDDW 2024神戸において第66回日本消化器病学会大会会長を拝命しました、北海道大学消化器内科学教室の坂本直哉です。歴史ある日本消化器病学会の学術集会を主催させていただくことを大変光栄に存じます。
北海道大学が消化器病学会学術集会を担当するのは1985年葛西洋一先生の第71回総会、2009年浅香正博先生の第95回総会以来、3回目となります。大学にとっても大変名誉なことであり、現在教室員が一丸となって鋭意準備を進めているところです。消化器病学の対象は、消化管、肝臓、胆膵を含む幅広い臓器に及び、内容も基礎から臨床まで多岐にわたります。そして各領域とも、研究解析手法の進歩、新規治療法の登場、疾患概念の変化などにより近年著しく進展しています。本大会では、現在最も注目されているテーマを主題セッションとして取り上げ、臓器横断的な視点や基礎・臨床複合的な視点も取り入れ、議論を深めていきたいと思います。また、数年にわたるCOVID19の影響で滞り気味だった学会の国際化を推進するため、英語で発表・討論を行う主題セッションを複数用意し、併せて欧米やアジア諸国の第一人者による講演も予定しております。
2024年秋の神戸に、多くの会員の皆様に足を運んでいただき、学会を盛り上げていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。