この度、JDDW2024 におきまして第62回日本消化器がん検診学会大会を担当します、浜松医療センターの金岡 繁です。伝統ある本学会で会長を拝命することができ、光栄に存じるとともに責任を感じております。
今回のテーマを「組織型検診を意識した精度の高い消化器がん検診の構築」としました。
「組織型検診」とは、「有効性の確立した検診」を「徹底した精度管理」で行い、多くの人が受診できる検診と定義されます。残念ながら日本では組織型検診が行われているとは言えません。そこで組織型検診を目指し、まずは精度の高い検診方法の開発・確立、精度管理の向上を目指した取り組みなどについて、他学会の皆様と共に議論したいと考えております。
主題につきましては、「精度向上を目指した胃・大腸がん検診の取り組み〜組織型検診の実現を見据えて〜」を企画いたします。
海外の成功事例に学ぶため、検診により大腸がんの死亡率減少を達成した台湾からHan-Mo Chiu先生を招聘しました。肝胆膵領域に関しては国内の演者から特別講演をしていただき、一般演題では消化器がん検診に関する幅広い応募をお願いいたします。
神戸で開催されるJDDW2024が成功いたしますよう、多数の演題応募と学会へのご参加を宜しくお願い申し上げます。