会長挨拶
| 第9回日本消化器外科学会大会 白水 和雄 久留米大・外科 |
 |
来る2011年10月22日（土）、23日（日）、福岡市に於いて第９回日本消化器外科学会大会を開催させて頂くことになりました。大変光栄に存じておりますと共に、責任の重さをひしひしと感じております。本学会がJDDWに2010より全面的に参加することが決定して、2011年は2回目ということになります。また今回は、週末の土曜日、日曜日ということで、会員の皆様方には大変ご迷惑をおかけするとは思いますが、奮ってご参加をいただければ幸甚に存じます。さて、前回の大会メインテーマは、患者さんの期待に応える為に多くの課題を乗り越えるという趣旨から“夢への挑戦”でした。第９回大会では、夢というテーマを踏襲しながら、挑戦した夢を大きく育て、よりよい明るい未来を創造できればという願いを込めて、“夢を育てる。そして未来へ”としました。また、本学会総会のテーマが主として社会的、専門的色彩の濃い内容を議論していくという立場に対し、本学会のＪＤＤＷへの参加の意義は、内科と外科のクロストークを重視し、若い消化器外科医のための教育的な内容や、より標準的な治療の要素を多く取り入れていくという方向性が定着しつつあります。従って、このようなメインテーマに沿ったシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップを企画し、すべて公募する予定にしています。また、特別講演、教育講演、招請講演等も未来に繋がるような内容をお願いしております。また、他学会との合同企画の主題も組み込まれており、まさに外科と内科のクロストークができるテーマを企画し、さらに、若手医師の教育を目的として、前大会から継続的なテーマであるビデオによるエキスパートによる手術手技を予定しております。一般演題は、すべてポスター形式になりますが、独創性の高い演題や、示唆に富む症例等の発表を歓迎いたします。
福岡は空港や駅からのアクセスが大変便利であり、10月は季節も良く、食べ物も豊富にあります。本学術集会が会員の皆様方にとって有意義で実りある会になるよう、教室員一同、誠心誠意努力していく所存でおりますので、沢山の皆様方にご来福していただき、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
