このたび、JDDW 2023において第21回日本消化器外科学会大会を担当いたします、広島大学大学院消化器・移植外科学の大段秀樹です。JDDWは内科・外科、あるいは基礎・臨床を問わず良質でレベルの高い消化器病研究の発表の場として発展して参りました。融合課題を積極的に取り上げる独自のアカデミズムの中で、消化器外科学会の学術集会を担当させていただくことは、大変に光栄であるとともに大きな責任を感じています。魅力ある企画を計画するにあたり、理事長をはじめ、学会役員並びにプログラム委員の皆様には、ご指導とご支援を賜り感謝申し上げます。

今回の統合プログラムでは、「最近注目されています肥満と消化器疾患の関連について」、「ポストゲノム時代の消化器病医療におけるバイオインフォマティクスの役割」、そして「内視鏡診療と外科手術のコラボレーション」など、様々な学際的な話題を取り上げます。海外からの招待講演やInternational Sessionでは、上部/下部消化管・肝胆膵各領域の最新医療における外科の役割と将来展望についてお話を頂きます。また、主題演題では、目覚ましく普及しつつあるロボット支援下手術の適応や、がん薬物療法が日々進歩する中で血行再建を伴う拡大手術の意義など、ホットなトピックを深掘りして頂きます。

ご参加の皆様にとって有意義な学術集会となりますよう、5学会の準備委員の皆様と共に、教室員一同鋭意準備を進めて参ります。今後、コロナウイルスによる混乱が一日でも早く終息し、JDDW 2023神戸でお会いできますことを願いながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。

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