利益相反
利益相反(conflict of interest: COI)とは、本機構が推進する医学医療の研究によって社会に還元される公的利益と産学連携等により生じる私的利益があり、このような二つの利益が学会員個人の中に生じる状態を指します。
本機構では、平成25年4月より「医学系研究の利益相反に関する指針・運用細則」を施行しております。
JDDW規定
演題応募時には利益相反についての開示申告が追加されます。
開示する対象者・条件
登録する演題が、以下の条件に該当する場合には利益相反状態の申告が必要となります。
- 発表者全員を対象とする。
- 発表演題が医学系研究である。
- 演題登録時から遡って過去3年間に、発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体から、以下の表のいずれかに該当する報酬などを受けている場合。
種類 | 内容の説明 | 申告を要する条件 |
---|---|---|
①役員・顧問職 | 企業や営利を目的とした団体の役員、顧問職などの有無と報酬額 | 1つの企業・団体から年間100万円以上のものを記載 |
②株 | 株の保有と、その株式から得られる利益 | 1つの企業の1年間の利益が100万円以上,あるいは当該株式の5%以上保有のものを記載 |
③特許権使用料 | 企業や営利を目的とした団体から特許権使用料として支払われた報酬 | 1つにつき年間100万円以上のものを記載 |
④講演料など | 企業や営利を目的とした団体より、会議の出席(発表、助言など)に対し、研究者を拘束した時間・労力に対して支払われた日当、講演料など | 1つの企業・団体から年間合計50万円以上のものを記載 |
⑤原稿料 | 企業や営利を目的とした団体がパンフレットなどの執筆に対して支払った原稿料 | 1つの企業・団体から年間合計50万円以上のものを記載 |
⑥研究費 | 企業や営利を目的とした団体が提供する研究費 | 1つの企業・団体から医学系研究(共同研究、受託研究、治験など)に対して申告者が実質的に使途を決定し得る研究契約金の総額が年間100万円以上のものを記載 |
⑦奨学(奨励)寄附金 | 企業や営利を目的とした団体が提供する奨学(奨励)寄附金 | 1つの企業・団体から、申告者個人または申告者が所属する講座・分野または研究室に対して、申告者が実質的に使途を決定し得る寄附金の総額が年間100万円以上のものを記載 |
⑧寄附講座 | 企業などが提供する寄附講座 (企業などからの寄附講座に所属している場合に記載) |
実質的に使途を決定し得る寄附金の総額が年間100万円以上のものを記載 |
⑨その他報酬 | 研究、教育、診療とは直接に関係しない旅行、贈答品など | 1つの企業・団体から年間5万円以上のものを記載 |
利益相反状態開示の方法
利益相反の開示には、以下の2つの申告を行っていただきます。
- 該当する利益相反状態を演題登録画面上から申告する。
- 発表当日のスクリーン掲示やポスター掲示にて開示を行う。
開示方法についてはページ下部「発表時の利益相反開示書式」の項目を参考にして下さい。
- JDDW医学系研究の利益相反に関する指針・運用細則【PDF 473kb】
- JDDW演題登録用 利益相反自己申告書【Word 57kb】
※ MS Wordをインストールされていない場合は、無料のOpenOffice等で編集することもできます。
※ OpenOfficeを使用した場合、各書式のフォーマットが崩れる場合がございますので、注意事項を参照の上、フォーマットを整えて下さい。
JDDW 2024 演題に関する自己申告書提出期限:
2024年5月10日(金)必着(公募演題、指定演題ともに)
自己申告書提出先およびお問い合わせ先
〒105-0004 東京都港区新橋2-6-2 新橋アイマークビル6F
一般社団法人日本消化器関連学会機構 COI担当 宛
(※封筒にはお名前とセッション名および演題名をご記入下さい)
TEL:03-6550-8751 FAX:03-6550-8752
演題登録時の利益相反開示申告書
学会により利益相反の基準が異なります。
下記よりご自身の発表希望学会を確認の上、ご申告下さい。
リンク先のページに関するご質問は各学会へお問い合わせください。
発表希望の学会名をクリックすると、各学会の開示申告書などが表示されます。
申告方法などは各学会の方法に従って下さい。
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本肝臓学会
- 日本消化器外科学会
- 日本消化器がん検診学会
- JDDW主催セッション
(教育講演、医療セミナー、JDDW女性医師・研究者プログラム、倫理関連セッション、メディカルスタッフプログラム)
こちらの『JDDW規定』をご確認下さい。
※ なお、申告対象は、個人のすべての利益相反状態ではなく「ご発表演題に関する利益相反状態」に限定されますので、ご留意いただけますようお願い申し上げます。
発表時の利益相反開示書式
演題発表時には、利益相反状態の開示が必要になります。
利益相反の有無を、講演・主題演題はスクリーン掲示、一般演題はデジタルポスター掲示にて開示して下さい。
開示書式は、下記よりダウンロードを行って下さい。
(講演・主題演題はスクリーンの最初、一般演題はデジタルポスター掲示の最後に掲示して下さい)
学会により利益相反の基準が異なります。
下記よりご自身の発表希望学会を確認の上、ご申告下さい。
リンク先のページに関するご質問は各学会へお問い合わせください。
◆各学会の開示書式◆
発表希望の学会名をクリックすると、各学会の開示申告書などが表示されます。
申告方法などは各学会の方法に従って下さい。
◆JDDWの開示書式◆
JDDW主催セッション(教育講演、医療セミナー、日本消化器病学女性医師・研究者の会、倫理関連セッション、メディカルスタッフプログラム)はこちらをご確認ください。
○講演演題
利益相反「なし」の場合
- 様式1-C 開示書式【PowerPoint 139kb】
利益相反「あり」の場合
- 様式1-A 開示書式【PowerPoint 137kb】
○主題演題
※発表スライドが英語表記となるため、開示書式も英語にてご作成をお願いたします。
利益相反「なし」の場合
- 様式1-C 開示書式【PowerPoint 138kb】
利益相反「あり」の場合
- 様式1-A 開示書式【PowerPoint 139kb】
○一般演題
利益相反「なし」の場合
- 様式1-B(なし)開示書式【PowerPoint 139kb】
利益相反「あり」の場合
- 様式1-B(あり)開示書式【PowerPoint 137kb】