2012年10月10日〜13日 神戸国際展示場・ポートピアホテル・神戸国際会議場

会長挨拶

第43回日本消化吸収学会総会
白鳥 敬子 東京女子医大・消化器内科
会長:白鳥敬子

2012年10月に神戸ポートピアで開催されますJDDW2012において、第43回日本消化吸収学会総会を開催いたします。第20回JDDWという記念すべき年に、伝統ある日本消化吸収学会総会の会長を拝命し大変光栄に存じております。日本消化吸収学会は他の消化器関連5学会に比べると小規模な学会ではありますが、消化器官の生理機能や形態などの基礎研究から、成因、病態生理、病態栄養、さらに治療や予防を含めた臨床研究までの広い分野を「消化吸収」というキーワードで網羅する大変ユニークな学会です。基礎と臨床をつなぐトランスレーショナルリサーチを、学会発足時からのコンセプトとして実践してきた学会といえます。JDDWに参加してからも、日本消化吸収学会はJDDWの一員として多様な消化器研究を横断的な立場で推進する役割を担ってきました。

このたびの総会プログラム編成は、本学会の荒川泰行理事長をはじめ、役員、プログラム委員、評議員の皆様のご指導、ご協力によりまして、主題として「食欲・消化吸収をめぐる生理活性物質の新展開」、「消化吸収の側面からみた炎症性腸疾患の病態と栄養療法」、「病態栄養からみた肝・胆・膵疾患-治療への応用-」の3つがほぼ確定いたしました。また、広く「消化吸収」や「病態栄養」などに関する一般演題も多数の応募を期待しております。日本消化器病学会の主題である「消化器疾患と胆汁酸」と「機能性消化管障害の病態と治療」、日本消化器外科学会の主題である「術後合併症予防を目指した周術期栄養管理」を、それぞれ共催させていただくことになりました。

学会期間は2日間ですが、密度の高い実りある総会となるよう会長として全力で責務を果たす所存です。会員の先生方に加えて、他学会会員の先生方にも、消化吸収に関する最新で有意義な情報の提供ができるよう尽力いたします。皆様にはふるって、ご参加いただきますよう心よりお願い申し上げます。

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