運営委員長挨拶
2012年度日本消化器関連学会週間(JDDW 2012)の開催に際して
このたび平成24年10月10日(水)〜13日(土)の4日間、神戸市において第54回日本消化器病学会大会(鈴木一幸)、第84回日本消化器内視鏡学会総会(高橋信一)、第16回日本肝臓学会大会(佐田通夫)、第10回日本消化器外科学会大会(山口明夫)、第50回日本消化器がん検診学会大会(田中幸子)、ならびに第43回日本消化吸収学会総会(白鳥敬子)の合同による、JDDW 2012を開催する運びとなりました。また、今年度は1993年から開催されましたJDDWの20回という節目の年になります。
JDDW全体としては、各学会での厳正な査読により一般演題3,050題、主題演題975題が採択され、合計4,025題の発表が行われます。主題としてはシンポジウム20、パネルディスカッション26、ワークショップ24、特別企画では日本消化器病学会が2、日本消化器内視鏡学会3、日本消化器外科学会1のほか、日本消化器病学会・日本肝臓学会合同特別企画1テーマが予定されております。さらに、20回を迎えるJDDWとして国内外の著名な方を招聘して20th Anniversary Symposiumの開催が予定されております。
昨年は平成23年3月11日に発生した東日本大震災・津波、福島原発災害の影響によりJDDWの開催のみならず参加者の減少なども危惧されましたが、幸いなことに1万8千人を超える参加者を得て盛会裏に終えております。これも学会を支える多くの関係者ならびに、学会参加者の熱き情熱があったからこそと思っております。福島原発問題は今なお先の見えない状況にあり、政治・経済とも混沌としております。このような情勢の中、消化器病疾患の克服に日夜努力しておられる医師・研究者が一堂に会して議論し、新たな知見を発信することは、国民への福祉・健康の向上を図るうえでも意義あるものと考えます。
6学会は学会開催に向けて密なる連携のもと準備を進めてまいりました。学会のプログラム企画、演題選定などにはJDDW運営委員会のアドバイスをいただきながら、各学会の運営プログラム委員会の先生のみならず、多くの演題選定委員に多大なご尽力をいただきました。この場をお借りしまして厚く感謝申し上げます。
JDDWはマンモス化し、今後の学会のあり方についてはさらに検討が必要と考えますが、多くの先生方にお集まりいただき、交流を深め、消化器病学の発展を担う次世代の若き臨床医・研究者の交流や育成に繋がる有意義な学会になることを、全学会関係者一同心より祈願しております。
JDDW 2012 運営委員会 委員長 鈴木 一幸
第54回 | 日本消化器病学会大会 | 会長 鈴木 一幸 |
第84回 | 日本消化器内視鏡学会総会 | 会長 高橋 信一 |
第16回 | 日本肝臓学会大会 | 会長 佐田 通夫 |
第10回 | 日本消化器外科学会大会 | 会長 山口 明夫 |
第50回 | 日本消化器がん検診学会大会 | 会長 田中 幸子 |
第43回 | 日本消化吸収学会総会 | 会長 白鳥 敬子 |