2012年10月10日〜13日 神戸国際展示場・ポートピアホテル・神戸国際会議場

会長挨拶

第10回日本消化器外科学会大会
山口 明夫 福井大・1外科

この度JDDW2012におきまして、2012年10月12日(金)、13日(土)の両日、神戸市におきまして第10回日本消化器外科学会大会を開催させていただくことになりました。JDDW2012は第20回という記念すべき大会になり、その中で本会をお世話させていただくことを大変光栄に存じています。またこのような機会を与えてくださった日本消化器外科学会の会員の皆様に心より感謝いたします。

日本消化器外科学会がJDDWに全面参加するようになりまして、3年目になりますが、外科と内科のクロストークとともに、若い人たちへの教育のための主題を取り入れるという大会の趣旨がはっきりしてきたように思います。そこで今回テーマを「次世代に受け継ぐ知恵と技」といたしました。将来の消化器外科学会を担う次世代の人たちへ精錬された技術と知識が継承されますように、特別企画には「消化器癌治療を目指したトランスレーショナルリサーチ <若手外科医師へのメッセージ>」を、シンポジウムには今回も「エキスパートによる手術手技のコツ」を取り上げました。本会を通じて各臓器の標準的な手術手技や消化器関連の幅広い知識を会得していただくとともに、独創性と論理的思考を備えた若い消化器外科医が育つことを願っています。その他のシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップなどは学術委員の先生方を中心にご意見をいただき、消化器疾患の診断や治療において内科とのクロストークが活発にできるように、内科、外科領域にまたがる横断的なテーマを多く取り上げました。他学会との合同の主題もございますので、多くの方が演題を応募して、活発な討論の場に加わっていただくことをお願い申し上げます。また一般演題はすべてポスター形式となりますので、特に若い先生方のご発表を歓迎いたします。    

参加された方々が実りある学術集会であったと思っていただけるように、JDDWに参加される他の5学会と連携しながら、大会としての特徴を出すように、教室員ともども鋭意努力をする所存であります。多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ちしています。

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