会長挨拶

第96回日本消化器内視鏡学会総会
会長 乾  和郎
藤田医大ばんたね病院・消化器内科
乾  和郎
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このたび、第96回日本消化器内視鏡学会総会を担当させていただきます藤田医大ばんたね病院・消化器内科の乾です。歴史と伝統のある日本消化器内視鏡学会の会長を担当させていただきますことはこの上ない喜びであると同時に、身の引き締まる思いです。なお、本総会は2018年11月1日(木)から4日(日)に行われるJDDW 2018の一環として開催されます。

私どもの教室は1989年(平成元年)4月に中澤三郎先生が就任され創立された新しい教室ですが、中澤先生が同年5月に第37回総会を、前教授の芳野純治先生が2009年5月に第77回総会を担当され、私は教室として3回目を担当させていただくことになります。また、私は、2011年に第49回日本消化器がん検診学会大会会長としてJDDW 2011に参加していますので、2回目のJDDW担当ということになります。

JDDWは消化器病関連5学会が一堂に会して、様々な問題点を検討し解決していくための学会であります。その中で、消化器内視鏡学だけでなく消化器病学の発展に少しでも役立てればと、主題15題を選定いたしました。JDDWの利点を生かして他学会と共同開催する主題も多数用意しています。また、International Sessionとして、「大腸拡大NBI分類(JNET)の国際共同研究(International evaluation of endoscopic classification -JNET(IEE-JNET))」と「悪性胆道狭窄に対する内視鏡治療の現状と問題点(The current state and problem of endoscopic treatments for the malignant biliary stenosis)」の2つを設けました。海外招待者との有意義なディスカッションが展開されるものと期待しています。

今回から、倫理審査が必要な研究はすべて倫理委員会の承認が必要になります。施設によっては審査に時間がかかることも考えられるため、いつもより早く主題テーマを公表することになりました。また、日本消化器内視鏡学会では施設に倫理委員会がない会員のため学会で対応するシステムを構築しておりますので、ご利用ください。

JDDW 2018を有意義な学会にするべく全力を尽くしたいと思います。多くの先生に神戸の会場に来て活発な討論に参加していただきますようお願い申し上げます。

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